※この記事は2025年8月4日時点の情報です。お出かけ前に最新の案内をご確認くださいね。
電車でのお出かけ中、スマホの電池がどんどん減っていくのを見て、ヒヤッとしたことはありませんか?地図を見たり、音楽を聞いたり、ちょっとSNSを開いたり……スマホって意外と電池を使うんですよね。そんなとき、たまたま座れたグリーン車で充電ができたら、本当にありがたいなと感じるものです。
この記事では、JR東日本のグリーン車でコンセントが使える路線はどこなのか、どうやって使えばいいのかを、初めての方にもわかりやすく、やさしい言葉でご紹介していきます。さらに、2024年秋から始まる中央線グリーン車の「お試し期間」や、2025年春からの本格導入についても、知っておくと役立つポイントを丁寧に解説します。ぜひ、最後まで読んでお出かけの参考にしてみてくださいね。
グリーン車ってどんな座席?普通車との違いもご紹介
ゆったり座れて快適!
グリーン車は、普通の車両よりも座席が広くてクッション性も高く、移動中にしっかりリラックスできるのが魅力です。静かな空間で、読書やスマホを見たり、音楽を聴いたり、ちょっとした休憩にもぴったり。通勤ラッシュ時などに乗れると、まるで“ひと息つけるカフェ”のような心地よさがあります。
テーブルやドリンクホルダーが付いている車両もあるので、パソコンでの作業や、ちょっとした軽食にも便利です。お仕事の合間に移動される方や、お子さま連れの方にもおすすめですよ。
グリーン車の利用には少しプラス料金が必要
普通列車のグリーン車は「自由席」なので、空いていればどの席にも座れます。 予約は必要ありませんが、座席の上にあるランプの色で「利用可」かどうかが確認できます。
ただし、乗車券とは別に「グリーン料金」が必要になります。この料金は、乗る区間の距離によって決まっていて、Suicaを使うと紙のグリーン券より少し安くなることが多いです。
Suicaを使えば、改札を通るだけで乗車でき、グリーン車の座席に座ってからタッチするだけでOK。とてもスムーズで、慣れればとっても簡単ですよ。
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【最新】コンセントが使えるJR東日本のグリーン車路線
コンセントがある主な車両はこの2つ
E235系(横須賀線・総武快速線)
全席にコンセントが付いており、スマホやタブレット、ノートPCの充電が可能です。さらに、車内には無料Wi-Fiや座席テーブル、ドリンクホルダーなども完備されており、仕事をしながらの移動やリラックスタイムにもぴったりです。
現在、E235系は主に横須賀線と総武快速線で運行されていますが、外房線や成田線などへ直通する列車でも使用されることがあります。車内の清潔感や座り心地にも定評があり、女性一人でも安心して利用できるのが嬉しいポイントです。
E233系(中央線快速・青梅線)
2025年春からは本格運行が開始されており、新しい2階建てグリーン車2両が12両編成の一部として導入されています。全席に電源コンセントが付き、Wi-Fi、多目的室、トイレなどの設備も揃っているため、通勤はもちろん、週末のレジャーや観光にも使いやすい車両となっています。多摩・奥多摩方面へのお出かけの際にも便利で、これから人気が高まりそうな注目のグリーン車です。
設備のポイント
- コンセントは各座席のひじ掛け部分にしっかりと設置されていて、座りながらでもすぐに充電ケーブルを差し込めるようになっています。手を伸ばさなくても届く位置なので、操作しやすくて快適です。
- 電気の規格は100V/2A(交流・60Hz)。 これは一般的なスマホやタブレット、薄型のノートパソコンの充電に適しており、短時間でもしっかりと充電できるのがうれしいポイントです。ただし、ドライヤーや電気ケトルのような高出力の家電製品は使用できません。
- JR東日本の無料Wi-Fi「JR-EAST FREE Wi-Fi」も利用可能です。対応車両であれば、スマホの設定から簡単に接続できます。Wi-Fiを使えば、データ通信量を気にせず動画を見たり調べものをしたりできて、さらに快適な移動時間になりますよ。
路線ごとの特徴とおすすめの使い方
横須賀線・総武快速線(E235系)
通勤でもお出かけでも、どちらにも使いやすく、多くの人にとってなじみのある路線です。特に、車内でパソコン作業をしたいビジネスパーソンや、ちょっと静かに読書を楽しみたい方にはぴったり。
Wi-Fiやテーブルがあるので、移動時間を有効に使いたい方にも好評です。加えて、朝の通勤ラッシュの時間帯でも、少し落ち着いた空間で過ごせる点も魅力です。東京方面から千葉方面への移動に便利で、女性一人でも安心して使える快適さがあります。
中央線快速・青梅線(E233系)
中央線にグリーン車が登場するのは初めてなので、注目度も高まっています。土日のお出かけや、青梅線方面へのハイキング・観光などにもぴったりで、のんびりした移動を楽しみたい方にもおすすめです。設備が充実していて、 トイレや多目的室もあるので、長時間の乗車も安心。お子さま連れの方にも優しい設計になっています。
外房線・内房線・成田線など
総武快速線に直通する列車が多く運行されているこれらの路線では、タイミングが合えばE235系のグリーン車に乗れるチャンスがあります。特に成田空港へのアクセスや、千葉県内の観光地を巡る旅では、荷物が多くなりがち。そんなとき、ゆったり座れて電源も使えるグリーン車はとても助かります。房総半島への週末旅行にも便利で、静かで落ち着いた車内は、旅のはじまりを気持ちよくスタートできる空間となっています。
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コンセントがまだ使えないグリーン車の路線
残念ながら、次の路線では現在のところコンセントが設置されていない車両が使用されています。そのため、スマホやタブレットを使っているときに電池が少なくなってしまうと、途中で困ってしまうかもしれません。長距離を移動する予定のある方や、充電が切れると困る方は、あらかじめモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
とくに、観光地や空港に向かう列車で「写真をたくさん撮りたい」「乗り換え案内を見たい」といった使い方を予定している場合には、電池の残量チェックはお忘れなく。
東海道線・伊東線
東京駅や品川駅を出発して、熱海や伊東方面に向かう路線。観光客にも人気がありますが、グリーン車にはまだコンセントがありません。
宇都宮線・高崎線・上越線
埼玉・群馬・栃木方面への通勤や旅行に使われる路線。長距離になることもあるので、電池の減りには注意です。
常磐線・上野東京ライン・湘南新宿ライン
首都圏を縦断する路線で、特に長く乗る人はモバイルバッテリーの持参がおすすめです。今後の車両更新に期待したいところですね。
グリーン車のコンセントってどう使うの?
どこにあるの?
コンセントは、座席のひじ掛け部分に設置されています。 座っている状態から手を伸ばせばすぐに届く場所にあるので、わざわざ立ち上がったり無理な姿勢になることなく、自然に使うことができます。差し込み口も見つけやすく、初めて使う方でも戸惑うことは少ないはずです。さらに、一部の車両では差し込み口の近くにマークや案内シールが貼られているので、どこにあるか迷ったときにも安心です。
どんな機器が使えるの?
コンセントの電圧は一般家庭と同じ100Vなので、スマホやタブレットはもちろん、小型のノートパソコンやモバイルバッテリーの充電にも使えます。ただし、電力の上限が約2A程度となっているため、ドライヤーや電気ポットといった消費電力の高い家電製品は使用できません。また、充電器の発熱や異音が気になる場合は、すぐに使用を中止し、異常がないか確認しましょう。安心・安全に使えるよう、適切な機器と組み合わせることが大切です。
周りへの配慮も忘れずに
グリーン車は静かで快適な空間だからこそ、まわりへの気配りが大切になります。たとえば、コンセントがあるからといって長時間ひじ掛けを独占してしまうと、隣の方に窮屈な思いをさせてしまうかもしれません。
また、充電ケーブルが通路側にはみ出していると、他の方が歩くときに足を引っかけてしまう危険もあります。ケーブルはできるだけ短くまとめ、足元や通路に垂れないように注意しましょう。音が出る機器を使うときも、音量は控えめに。みんなが気持ちよく使えるよう、お互いに思いやりを持って使いたいですね。
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Suicaグリーン券でスマート&お得に乗る方法
買い方はとっても簡単
グリーン券の購入方法はいろいろあり、自分に合った方法を選べるのが魅力です。駅の券売機では「グリーン券」ボタンから、乗る区間を選んで簡単に購入できますし、スマホアプリ(えきねっとやモバイルSuicaなど)を使えば、乗る直前でもサッと購入できてとっても便利です。
また、混雑していない時間帯なら、車内のグリーンアテンダントから直接購入することもできます。ただし、車内購入は割高になることがあるので、事前購入がおすすめですよ。
乗車後は、SuicaやPASMOをグリーン車の座席にあるIC読み取り部にタッチするだけ。座席上のランプが緑色に変わればOK。これで検札もスムーズに済みます。
料金の目安
グリーン料金は、乗車距離や購入方法によって異なりますが、おおよその目安として、50km以内の区間であればSuicaを使えば750円程度、紙のグリーン券だと1,010円前後が相場です。Suicaで購入するとお得なだけでなく、チケットレスで身軽なのもポイント。距離が長くなると料金も上がりますが、それでも快適な移動空間を考えると、価値は十分にあります。
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充電のためだけにグリーン車を使っても大丈夫?
グリーン券をきちんと購入し、グリーン車の座席に座る事が前提となります。充電目的だからとグリーン券を購入せずグリーン車に乗ることは禁じられています。
グリーン車を充電目的で利用することについて、明確に禁止されているわけではありません。短い区間でも、コンセントを使いたいという理由で乗ることは可能ですし、実際にそうした使い方をしている方もいます。
ただし、グリーン車は静かで快適な空間を提供することが目的の車両です。そのため、あくまでも「ゆったり過ごしたい」「静かに移動したい」といった他の乗客の気持ちにも配慮したいところです。充電を目的とした短時間利用でも、静かに過ごし、周囲の人に不快感を与えないようにするのがマナーです。
また、混雑している時間帯には、できれば長時間の利用が必要な方を優先していただけると、皆が気持ちよく使える環境になります。座席に座る際には、ケーブルの取り回しに気を配ったり、隣の人のスペースを侵害しないようにしたりと、ちょっとした気づかいが快適な車内の雰囲気を作ってくれます。
グリーン車を上手に活用して、移動時間をリラックスしながら有効活用できるようにしましょう。充電できることに加えて、Wi-Fiやテーブル、静かな空間といった快適さもぜひ体験してみてくださいね。
中央線グリーン車の新サービスについて
中央線の新しいグリーン車には、さまざまな便利な設備が整えられています。導入されるのは2階建て車両で、2両分が連結され、定員はおよそ180名となっています。これにより、朝の通勤ラッシュや週末の観光など、多様なシーンで快適な移動時間を提供できるようになっています。
車内には、全ての座席に電源コンセントが備え付けられており、スマホやパソコンの充電も安心して行えます。さらに、座席には個人用のテーブルとドリンクホルダーも設置されているので、飲み物を片手に読書をしたり、軽い作業をすることもできます。
また、無料のWi-Fi(JR-EAST FREE Wi-Fi)も利用でき、移動中にインターネットを使った調べものや動画視聴もスムーズ。トイレや多目的室も完備されており、小さなお子さんやご高齢の方と一緒に乗る場合でも安心です。
このグリーン車サービスは、2024年10月13日からのお試し期間を経て、2025年春から正式にスタートしています。正式運用後は、快適な車内環境を求める多くの方にとって、選ばれる移動手段になっています。
まとめ|グリーン車で快適&安心なおでかけを
- コンセントが利用できるのは、主にE235系(横須賀・総武快速線など)とE233系(中央線快速・青梅線)といった最新の車両に限られています。
- 中央線では、2024年10月13日から始まる「お試し期間」でグリーン車を追加料金なしで体験できるので、ぜひこの機会に試してみてください。
- 一部の路線では、まだコンセントが設置されていない車両も多いため、事前にどの車両が使われているかをチェックしておくと安心です。
- Suicaグリーン券を活用すれば、事前購入もスムーズでお得。タッチするだけで乗れる手軽さも魅力です。
- 座席での過ごし方やコンセントの使い方にはマナーもあるので、お互いに気持ちよく利用できるよう心がけたいですね。
お出かけの計画を立てるときには、設備のある車両を選ぶことで、より快適で安心な移動時間が過ごせます。コンセントの有無や混雑状況などを確認して、グリーン車の魅力をぜひ体験してみてくださいね。