「小学校の教科書ってどこで手に入るの?」
実は、小学校で使う教科書は、全国の教科書取扱書店や特約販売店で購入できるんです。
新学期や後期の始まりに学校から無料で配布されるので、普段は気にすることが少ないかもしれません。
でも、
「なくしてしまった」
「汚れて使えなくなった」
「家での学習用にもう1冊欲しい」
などの理由で個人購入を考えることもありますよね。
この記事では、私自身の教科書購入経験を交えながら、購入可能な場所や具体的な方法を詳しく解説します。
また、教科書に記載されていない価格情報についてもお伝えします。
それでは、小学校の教科書がどこで手に入るのか、一緒に確認していきましょう♪
小学校の教科書を手に入れる方法とは?
小学校で使用する教科書は、主に次の2つの場所で購入することが可能です。
- 教科書・一般書籍供給会社(特約供給所)
- 教科書取扱書店(取次供給所)
馴染みがないかもしれませんが、実際に教科書を購入する際に重要です。
また、購入の際には必要な教科書の出版社名をしっかり確認しておきましょう。
主な出版社は、
- 光村図書
- 教育出版
- 東京書籍
です。
出版社ごとに内容がそれぞれ違っています。
地域によって使う教科書や取り扱いが異なる場合があるため、正確な情報を伝えることで間違いを防ぎましょう。
それでは、具体的な購入手順や、他にインターネットで購入する場合の注意点について見ていきましょう。
教科書・一般供給会社での購入手順
以下は、教科書・一般供給会社を通じて教科書を購入する際の流れです。
- 教科書・一般供給会社の一覧からお子様が通学される都道府県を選択
- その都道府県の教科書・一般供給会社に連絡し、在庫確認と発注を依頼
- 指定された銀行口座に教科書代金と送料を振り込む(振込手数料は自己負担)
- 振込確認後、自宅に教科書が発送される
電話連絡の場合は
「購入希望の教科書情報(出版社名、教科、上下の区別)」
を確認されるため、事前にメモしておくとスムーズです。
また、表紙のデザインやタイトルを伝えると、さらに間違いを防げます。
注意点は、銀行振込後の発送になるため、配送までに数日かかることがあります。
教科書・一般供給会社の営業日を考慮し、余裕を持って手配しましょう。
- 送料や振込手数料の負担が気にならない方
- 店舗に足を運ぶ時間がない方
にとっては、この方法がおすすめです。
教科書・一般供給会社から購入するメリット
教科書・一般供給会社を利用する最大のメリットは、自宅まで配送してもらえる点です。
教科書の在庫管理を担っているため、電話一本で在庫状況を確認し、すぐに発注が可能です。
「店舗に行く時間がない」「自宅で受け取りたい」という場合には、この方法がおすすめです。
近くの教科書取扱書店で購入する手順
自宅近くの教科書取扱書店を調べ、電話で注文し、教科書が入荷したら店舗で購入するという方法です。
普段書店で本を取り寄せる時の手順とほとんど同じです。
具体的な手順は、
- お子様が通う学校がある都道府県を調べる
- 「お子さんが通う学校がある都道府県 教科書取扱店」のワードでネット検索
- 教科書取扱書店一覧を確認
- お子様通学される学校に一番近い教科書取扱書店を選ぶ
- 書店に電話する
- 必要事項(教科、タイトル、出版社名など)を伝える
です。
事前に教科書の情報(出版社名、教科、上下巻など)を控えておき、スムーズにやりとりできるように準備しておきましょう。
注文後、教科書が書店に届き次第連絡があります。そして、店舗で教科書を購入します。
(入荷までに数日見てくださいと伝えられることが多いですが、私の場合は1日で入荷しました)
注意点としては、
基本的に自宅への配送は対応しておらず、店舗まで取りに行く必要がある事です。
また、営業時間が平日のみや短い場合もあるため、仕事や体調の都合で来店が難しいと感じることもあるかもしれません。
「送料や手数料がかかっても自宅配送がいい」
「店舗まで行く時間が取れない」
という場合は、改めて教科書・一般供給会社を通じた配送方法も検討してみましょう。
インターネットやフリマアプリでの購入について
Amazonや楽天、フリマアプリでも教科書を見つけることができますが、新品の場合、やや高い価格で販売されていることがあります。
例を挙げると、小学1年生の国語の教科書
「こくご 一上 かざぐるま」
は、フリマアプリで1,200円台で販売されていましたが、定価は300円台です。
時には、約4倍の値段で売られていることもありました。
ですので、どうしてもという場合以外はおすすめできません。
正規ルートで在庫が見つからない場合は、知人から譲り受けるか、中古品を探す方事も考えましょう。
小学校の教科書の価格はどれくらい?
小学校の教科書には価格が記載されていません。
そのため、教科書を購入する際は、一般社団法人教科書協会が公表している「教科書定価表」を参考にしてください。
教科書に価格が印字されていない理由は、使用年度の前年度2~3月に価格が決定するため印刷スケジュールに間に合わないことが挙げられます。
なお、教科書は非課税扱いのため、定価表に記載されている金額がそのまま支払う金額となります。
学年や教科、年度によって価格が異なるため、ここではその相場をお伝えします。
小学校の教科書はほとんど500円以下
主要教科である国語・算数・理科・社会・英語や、副教科の音楽・生活・道徳など、小学校で使われる教科書の多くは500円以内で購入可能です。
低学年では、教科書の多くが100円台から300円台程度で購入できます。
ただし、高学年や特定の科目では価格が少し上がります。
たとえば、社会は700円台、算数は5~6年生で600円台、理科は3年生で600円台となり、学年が上がるにつれて約1,000円になる場合もあります。
また、副教科の「生活」は900円台になることもある様です。
ですので、何度も買い直さなくてもいいように、お子さんには大切に扱ってほしいですよね。
そのためにはどんな対策を取ればいいのか? 次の章でお伝えします。
教科書を長く使うためのコツと心がまえ
小学校の教科書は個人でも購入可能で、その価格は比較的手に取りやすいものです。
とはいえ、何度も教科書を買い直すとなると、親としては”モヤっと”するものです。
どんなことが起きると買い直しになるでしょうか?
教科書を買い直す理由とは?
教科書を買い直す主な理由としては、
- 汚してしまった
- 失くしてしまった
- 家庭用にもう1冊ほしい
でしょうか。例を挙げていきましょう。
汚してしまった場合
「お茶をこぼしてしまった」
「雨で濡れてしまった」
「通学中に泥だらけにしてしまった」
など、教科書が傷んで使えなくなるケースがありますね。
失くしてしまった場合
学校で置き忘れたり、どこかに紛れてしまって見つからないことも、よくある理由のひとつです。
家庭学習用にもう1冊欲しい場合
自宅学習を充実させるために追加購入する家庭も増えています。
国語の教科書で読み聞かせを行ったり、祖父母宅で学習させたりと、複数冊あることで便利な場面も多いです。
私自身も、子どもが国語の音読に苦手意識を持っていたため、寝る前の読み聞かせ用としてもう1冊購入しました。
読み聞かせは、ストーリーの情景をイメージしやすくなる効果があり、学校での理解を深めると言われています。
教科書を傷めず、失くさないための工夫とは?
教科書を長く綺麗に使うためには、
- 透明カバーをつける
- 名前を書く
- 整理整頓の習慣をつけさせる
といった工夫がおすすめです。
大切に扱うことで、無駄な買い直しを防ぎたいですね。
私も、小学1年生の子どもの教科書の端がボロボロになってしまい、もっと丁寧に使える方法はないかと考えたことがあります。
透明カバーをつけると綺麗に保てるという声を耳にし、試してみたところ良い結果が得られました。
また、朝の忙しい時間に慌てて教科書をランドセルに押し込むことが、教科書を傷める原因になりがちです。
時間に余裕を持って準備することで、大切に扱う習慣が身につきます。
また、万が一失くした場合は、購入を考える前に先生に相談することをおすすめします。
小学生の場合、友達の荷物に紛れていたり、意外なところから見つかることも少なくありません。
そのため、教科書には必ず記名しておくことが重要です。
先生に相談すると、クラスメートの荷物を確認してくれることもありますよ。
整理整頓の習慣も大切です。
苦手なお子さんには、教科書を置く場所を決めたり、親が一緒に片付けをしながら教えることで、徐々に身についていくでしょう。
整理整頓を習慣化することで、教科書だけでなく文房具など他の持ち物も失くしにくくなります。
小学校の教科書はどこで買える?まとめ
小学校の教科書の購入方法は主に下の2つ
- 教科書・一般供給会社から購入
- 教科書取扱書店で購入
そして、教科書を買い直すことになる主な理由が
- 汚す
- なくす
- 家庭用にもう1冊買う
その為の対策として
- 透明カバーを付ける
- 整理整頓を心がける
ですね。
この記事をぜひ活用して、教科書購入や大切に使う方法の参考にしてください。