「糸へんに追う」と書く漢字を見かけて、読み方がわからず手が止まってしまったことはありませんか?
この漢字は 「縋」 と書きます。
送り仮名をつけると 「縋る」 となり、読み方は 「すがる」 です。
ふだんの会話ではひらがなで「すがる」と書かれることも多いため、漢字だけを見ると少しむずかしく感じるかもしれません。けれど、意味を知ると「なるほど、こんな場面で使う言葉なんだ」とイメージしやすくなります。
「縋る」は、何かにしっかりつかまったり、心の支えとして頼ったりするときに使われる言葉です。
ただの「頼る」よりも、少し切実で、気持ちがこもった表現になります。
この記事では、糸へんに追う漢字「縋」の読み方や意味、例文、似た言葉との違いまで、初めての方にもわかりやすく紹介します。
糸へんに追う「縋」の読み方

糸へんに追うと書く漢字は、「縋」 です。
読み方は、訓読みで 「すがる」。
実際の文章では、送り仮名をつけて 「縋る」 と書くことが多いです。
たとえば、次のように使います。
- 希望に縋る
- 人に縋る
- 袖に縋る
- 思い出に縋る
- 救いに縋る
漢字だけで「縋」と書かれていると少し読みにくいですが、「縋る」と送り仮名がつくと、読み方に気づきやすくなります。
また、「縋」には音読みで 「ツイ」 という読み方もあります。
ただし、日常の文章でよく見かけるのは「縋る(すがる)」という形です。熟語として頻繁に使われる漢字ではないため、まずは「縋る=すがる」と覚えておくとよいでしょう。
「縋」は、一般的な生活の中でよく使われる漢字というより、文章や小説、歌詞、気持ちを表す表現などで見かけやすい漢字です。そのため、読めなかったとしても不思議ではありません。
また、「縋」は常用漢字表には含まれていない漢字です。常用漢字は、一般の社会生活で現代の国語を書き表すための目安になる漢字なので、そこに含まれていない「縋」は、読み手によっては少し難しく感じることがあります。
そのため、ブログや手紙など、幅広い人に読んでもらう文章では、「縋る(すがる)」 のように読み仮名を添えると親切です。読者に負担をかけず、意味も伝わりやすくなります。
「縋る」の基本的な意味

「縋る」を一言でいうと、何かを頼りにして、つかまることです。
ここでいう「つかまる」は、実際に手でつかまる場合もあれば、心の中で頼りにする場合もあります。
たとえば、足元がふらついたときに手すりにつかまる。
このような場面では、物理的に「縋る」と表現できます。
一方で、不安なときに誰かの言葉を心の支えにする。
もう少しだけ頑張ろうと思って、小さな希望を頼りにする。
大切な思い出を支えにして、なんとか前を向こうとする。
こうした心の動きにも「縋る」は使われます。
「頼る」と似ていますが、「縋る」にはもう少し切実な響きがあります。
ただ助けてもらうというより、
「これがなかったら苦しい」
「どうしても支えがほしい」
「離れたくても離れられない」
という気持ちがにじむ言葉です。
そのため、軽い日常会話よりも、感情を丁寧に表したい文章に向いています。
なお、辞典上では「縋」には「すがる」「つかまる」「たよる」のほかに、「たらす」「つり下げる」 という意味もあります。
ただし、現代の文章で見かける場合は、多くが「縋る(すがる)」という形で、「何かに頼る」「何かにつかまる」という意味で使われます。
「縋る」が持つ3つの主な意味

「縋る」には、大きく分けて3つの意味があります。
1. 物理的にしっかりつかまる
1つ目は、体で何かにつかまるという意味です。
たとえば、転びそうになったときに手すりにつかまる場面。
小さな子どもが、お母さんの服の袖をぎゅっとつかむ場面。
こうした様子を「縋る」と表すことがあります。
例文にすると、次のようになります。
- 彼女は手すりに縋りながら、ゆっくり階段を下りた。
- 子どもが母親の袖に縋って離れなかった。
- 倒れそうになった私は、近くの柱に縋った。
この使い方では、実際に手や体で何かをつかんでいる様子が思い浮かびます。
ただ「つかまる」と言うよりも、「不安定な状態で、どうにか支えを求めている」という雰囲気が出ます。
2. 心の支えとして何かを頼りにする
2つ目は、心の支えとして何かを頼りにするという意味です。
この場合、実際に手でつかまるわけではありません。
気持ちの中で、誰かや何かに支えてもらおうとするイメージです。
たとえば、つらいときに友人の言葉を思い出す。
不安な中で、少しの可能性に希望を持つ。
大切な思い出を支えにして、なんとか前を向こうとする。
こうした場面でも「縋る」は使えます。
例文はこちらです。
- 彼女は、わずかな希望に縋って結果を待った。
- つらい時期、私は友人の言葉に縋っていた。
- 過去の思い出に縋ることで、心を保っていた。
この意味の「縋る」は、感情を表す文章と相性がよいです。
小説やエッセイ、恋愛の文章などで見かけることもあります。
3. 助けを求めて必死に頼る
3つ目は、助けを求めて必死に頼るという意味です。
「頼る」よりも、もっと追い詰められた印象があります。
自分だけではどうにもならず、誰かに助けを求めるような場面です。
例文を見てみましょう。
- 彼は最後の手段として、親友に縋った。
- もう自分では抱えきれず、誰かに縋りたくなった。
- 困り果てた彼女は、わずかな可能性に縋った。
この使い方では、気持ちの切実さが強く出ます。
そのため、明るく軽い文章よりも、悩みや不安、苦しさを表す文脈に合いやすいでしょう。
「縋る」は悪い意味?使うときのニュアンスに注意

「縋る」と聞くと、少し重い言葉に感じる方もいるかもしれません。
では、「縋る」は悪い意味なのでしょうか。
結論からいうと、必ずしも悪い意味ではありません。
ただし、使う場面によっては、弱さや依存、切羽詰まった印象が出やすい言葉です。
たとえば、「希望に縋る」という表現は、前向きな気持ちも含んでいます。
苦しい状況の中でも、少しの可能性を信じようとしている雰囲気があります。
一方で、「別れた相手に縋る」と書くと、相手から離れられない、気持ちが強く残っている、という少し苦しい印象になります。
このように「縋る」は、文脈によって印象が変わります。
前向きに伝えたいときは、次のような言葉に置き換えることもできます。
- 頼る
- 支えにする
- 助けを求める
- 相談する
- 力を借りる
たとえば、「家族に縋る」と書くと少し切実ですが、「家族を支えにする」と書くと、やわらかく前向きな印象になります。
文章の雰囲気に合わせて使い分けると、伝えたい気持ちがより自然に届きます。
「縋る」の使い方と例文

ここからは、「縋る」を使った具体的な例文を紹介します。
意味だけを見るよりも、実際の文章で確認すると、使い方がぐっとわかりやすくなります。
日常で使える例文
日常の中で「縋る」を使う場合は、少し不安定な状況や、支えを求める場面に合います。
- 足元がふらつき、思わず手すりに縋った。
- 子どもが不安そうに母親の袖に縋っていた。
- 彼女は傘に縋るようにして、強い風の中を歩いた。
ただし、ふだんの会話では「つかまる」「頼る」のほうが自然なことも多いです。
「縋る」は、少し文学的な雰囲気を出したいときに向いています。
気持ちを表す例文
心の動きを表すときにも「縋る」は使えます。
- つらいとき、私はその言葉に縋っていた。
- ほんの少しの可能性に縋りながら、返事を待った。
- 彼女は過去の幸せな記憶に縋っていた。
このように使うと、ただ「頼っていた」と書くよりも、心の弱さや不安が伝わりやすくなります。
恋愛表現での例文
「縋る」は恋愛表現でもよく使われます。
特に、別れや片思い、未練などを表す文章と相性があります。
- 別れた相手に縋るような言葉を送ってしまった。
- 彼の優しさに縋っていた自分に気づいた。
- もう戻れないとわかっていても、思い出に縋ってしまう。
- 好きだった人の言葉に、いつまでも縋っていた。
恋愛で使う「縋る」は、少し苦しさを含みます。
相手を大切に思う気持ちだけでなく、離れられない寂しさや不安も表せる言葉です。
希望や救いを表す例文
「縋る」は、希望や救いを表すときにも使えます。
- 彼女は最後の希望に縋って、もう一度挑戦した。
- 暗い気持ちの中で、友人の言葉だけが縋れるものだった。
- 小さな光に縋るように、前へ進もうとした。
この場合の「縋る」は、必ずしも悪い意味ではありません。
苦しい中でも何かを信じようとする、切実でまっすぐな気持ちを表せます。
ビジネスでは注意したい例文
ビジネスシーンでは、「縋る」は少し感情的に見える場合があります。
たとえば、上司や取引先に対して、
- ご支援に縋りたいです。
- 先輩に縋るしかありません。
と書くと、やや大げさに聞こえるかもしれません。
ビジネスでは、次のように言い換えると自然です。
- ご助力いただけますと幸いです。
- ご相談させていただきたいです。
- お力添えをお願いできますでしょうか。
- ご支援をお願い申し上げます。
「縋る」は感情を表す力のある言葉ですが、かたい場面では別の表現を選ぶと安心です。
「縋る」と一緒に使われやすい言葉

「縋る」は、単体で使うよりも「何に縋るのか」と一緒に覚えるとわかりやすいです。
希望に縋る
「希望に縋る」は、苦しい状況の中で、少しの可能性を信じるときに使います。
例文:
- 彼女はわずかな希望に縋って、知らせを待った。
前向きな気持ちもありますが、どこか切羽詰まった印象もあります。
記憶に縋る
「記憶に縋る」は、過去の記憶を頼りにする表現です。
例文:
- 彼は昔の記憶に縋りながら、その場所を探した。
思い出を手がかりにする場合にも、過去から離れられない場合にも使えます。
思い出に縋る
「思い出に縋る」は、過去の幸せだった時間を心の支えにする表現です。
例文:
- 彼女は楽しかった頃の思い出に縋っていた。
恋愛や家族、友人との関係を描く文章でも使いやすいです。
相手に縋る
「相手に縋る」は、人に助けや愛情を求める表現です。
例文:
- 彼は別れを受け入れられず、相手に縋ってしまった。
恋愛では、未練や依存のニュアンスが出やすい言い方です。
救いに縋る
「救いに縋る」は、苦しい状況から抜け出すために、何かを強く求める表現です。
例文:
- 彼女は救いに縋るような気持ちで、その言葉を読んだ。
宗教的な文脈や、心の支えを表す文章でも使われます。
袖に縋る
「袖に縋る」は、相手の袖をつかんで離れない様子を表します。
例文:
- 子どもは母親の袖に縋って泣いていた。
実際の動作が見えるため、情景を描きたいときに使いやすい表現です。
「縋る」と似た言葉の違い

「縋る」と似た言葉には、「頼る」「依存する」「しがみつく」「すがりつく」などがあります。
どれも近い意味を持っていますが、少しずつニュアンスが違います。
「頼る」との違い
「頼る」は、もっとも広く使える一般的な言葉です。
家族に頼る、友人に頼る、先輩に頼るなど、日常でもビジネスでも使いやすい表現です。
一方、「縋る」は「頼る」よりも切実な印象があります。
- 困ったときは友人に頼る。
- 最後の望みに縋る。
この2つを比べると、「縋る」のほうが、追い詰められた気持ちや必死さが伝わります。
「依存する」との違い
「依存する」は、何かに頼りきっている状態を表します。
人に依存する、スマホに依存する、薬に依存する、というように使われます。
どちらかというと、状態を客観的に説明する言葉です。
一方で「縋る」は、気持ちの動きが強く出る表現です。
- 彼に依存している。
- 彼の優しさに縋っている。
「依存している」は状態の説明に近く、「縋っている」は感情の切実さが伝わります。
「しがみつく」との違い
「しがみつく」は、強くつかんで離れないことを表します。
物理的にも心理的にも使える言葉です。
- 子どもが母親にしがみつく。
- 過去の栄光にしがみつく。
「しがみつく」は、離れたくない、手放したくないという印象が強いです。
「縋る」は、それに加えて「助けてほしい」「支えてほしい」という気持ちが含まれやすくなります。
「すがりつく」との違い
「すがりつく」は、「縋る」よりも動作がはっきり見える表現です。
- 母親の腕にすがりつく。
- 泣きながら相手にすがりつく。
「縋る」は文章表現として少し落ち着いた印象があり、「すがりつく」はより具体的で、感情が前に出る言い方です。
「支えにする」との違い
「支えにする」は、前向きでやわらかい表現です。
- 家族を支えにする。
- 友人の言葉を支えにする。
「縋る」と比べると、暗さや必死さが少なく、あたたかい印象になります。
前向きな文章にしたい場合は、「縋る」よりも「支えにする」のほうが読みやすいことがあります。
「縋る」の言い換え表現一覧

「縋る」は便利な言葉ですが、文章の雰囲気によっては少し重く感じられることがあります。
そんなときは、言い換え表現を使うと自然です。
| 言い換え表現 | ニュアンス | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 頼る | 一般的で自然 | 日常会話・ビジネス |
| 支えにする | 前向きでやわらかい | 励まし・自己表現 |
| 助けを求める | わかりやすい | 困っている場面 |
| 相談する | 丁寧で現実的 | ビジネス・人間関係 |
| 力を借りる | 控えめで自然 | 日常・仕事 |
| しがみつく | 離れられない印象 | 執着を表す場面 |
| 依存する | 客観的・説明的 | 状態を説明するとき |
たとえば、「友人に縋った」と書くと、かなり切実な印象になります。
もう少し軽くしたいなら、「友人に相談した」「友人の力を借りた」と言い換えるとよいでしょう。
恋愛の文章で感情を強く出したいときは、「縋る」が合います。
反対に、日常の説明文やビジネス文では、「頼る」「相談する」「助力を求める」のほうが自然です。
「縋」はひらがなで書いてもいい?

「縋る」は漢字で書かないといけないの?と迷う方もいるかもしれません。
結論からいうと、ひらがなで「すがる」と書いても自然です。
むしろ、一般向けの記事や読みやすさを大切にしたい文章では、ひらがなのほうが伝わりやすい場合もあります。
たとえば、
- 希望にすがる
- 人にすがる
- 思い出にすがる
このように書いても、意味はきちんと伝わります。
一方で、漢字の「縋る」を使うと、文章に少し重みが出ます。
- 希望に縋る
- 思い出に縋る
- 救いに縋る
漢字にすると、感情の深さや切実さが強く感じられます。
小説やエッセイ、感情を丁寧に描きたい文章では、漢字表記が合うこともあります。
ただし、「縋」は常用漢字表に含まれていないため、読者によっては読めない可能性があります。
ブログなどで使う場合は、最初に 「縋る(すがる)」 と書いておくと親切です。
その後は、文章の雰囲気に合わせて「縋る」と「すがる」を使い分けると読みやすくなります。
「縋」の漢字情報と成り立ち

ここでは、「縋」という漢字そのものについて見ていきましょう。
「縋」の部首は 糸へん です。
糸へんの漢字には、糸や布、つながりに関係するものが多くあります。
たとえば、
- 縫う
- 紡ぐ
- 継ぐ
- 絡む
- 練る
なども糸へんの漢字です。
「縋」は、糸や縄のようなものに関係するイメージを持つ漢字と考えると、意味をつかみやすくなります。
辞典上では、「縋」には「すがる」「つかまる」「たよる」のほかに、「たらす」「つり下げる」 という意味もあります。
とはいえ、現代の文章で見かける場合は、「縋る(すがる)」として、何かに頼る・何かにつかまるという意味で使われることが多いでしょう。
また、「縋」は常用漢字表には含まれていない漢字です。
そのため、一般向けの記事や手紙で使うときは、読み手が迷わないように 「縋る(すがる)」 と読み仮名を添えると安心です。
漢字の成り立ちを説明するときは、少し注意が必要です。
右側の「追」は、「追いかける」という意味をそのまま足したものとして断定しすぎないほうがよいでしょう。
漢字には、右側の部分が音を表す役割を持つものもあります。
そのため、「糸へん」と「追」が合わさっているから、必ず「糸で追いかける」という意味になる、とは言い切れません。
記事の中では、次のようにイメージで説明すると自然です。
「縋」は糸へんの漢字なので、糸や縄のようなものに関わるイメージを持ちます。そこから、何かにつかまる、頼りにするという意味を考えるとわかりやすいでしょう。
このように紹介すると、読み手にも伝わりやすく、漢字の意味にも無理がありません。
スマホやパソコンで「縋」を出す方法

「縋」という漢字を入力したいときは、まず 「すがる」 と入力して変換してみましょう。
多くの場合、変換候補に「縋る」が出てきます。
もし出てこない場合は、送り仮名をつけて 「すがる」→「縋る」 の形で変換すると出やすくなります。
それでも出ないときは、検索で 「糸へん 追う」 と入力する方法もあります。
検索結果から「縋」をコピーすれば、すぐに使えます。
ブログや小説などで何度も使う場合は、スマホやパソコンの単語登録をしておくと便利です。
たとえば、
- 読み:すがる
- 登録語:縋る
このように登録しておけば、次から簡単に入力できます。
よくある質問

「縋」はなんと読みますか?
「縋」は すがる と読みます。
送り仮名をつけて「縋る」と書くことが多いです。
「縋る」は悪い意味ですか?
必ずしも悪い意味ではありません。
ただし、切実さや弱さ、依存の印象が出やすい言葉です。
「希望に縋る」のように使うと、苦しい中でも何かを信じようとする気持ちを表せます。
一方で、「相手に縋る」と書くと、離れられない苦しさや未練が伝わりやすくなります。
「縋る」と「頼る」は同じ意味ですか?
近い意味ですが、まったく同じではありません。
「頼る」は、日常でもビジネスでも使いやすい一般的な言葉です。
「縋る」は、それよりも切実で、必死に支えを求める印象があります。
「縋る」は恋愛表現で使えますか?
使えます。
特に、未練や寂しさ、別れを受け入れられない気持ちを表すときに使われます。
たとえば、「別れた相手に縋る」「思い出に縋る」のような表現です。
ただし、少し重い印象になるため、明るい恋愛表現にはあまり向きません。
「縋る」はビジネスで使っても大丈夫ですか?
使えないわけではありませんが、ビジネスでは少し感情的に聞こえる場合があります。
仕事の文章では、
- 相談する
- 助力を求める
- 支援をお願いする
- お力添えをいただく
などに言い換えると自然です。
「縋る」はひらがなで書いてもいいですか?
はい、ひらがなで「すがる」と書いても問題ありません。
一般向けの文章では、ひらがなのほうが読みやすいこともあります。
漢字で書きたい場合は、最初に「縋る(すがる)」と読み仮名を添えると親切です。
「縋」にはほかの意味もありますか?
はい。辞典上では、「縋」には「たらす」「つり下げる」という意味もあります。
ただし、現代の文章でよく見かけるのは「縋る(すがる)」という使い方です。
そのため、まずは「何かにつかまる」「頼りにする」という意味で覚えておくとよいでしょう。
まとめ:糸へんに追う「縋」は「すがる」と読む
糸へんに追うと書く漢字は 「縋」 です。
読み方は 「すがる」 で、送り仮名をつけて 「縋る」 と書くことが多いです。
「縋る」には、何かにしっかりつかまる、心の支えとして頼る、助けを求めて必死に頼るという意味があります。
また、辞典上では「たらす」「つり下げる」という意味もありますが、現代の文章では「縋る(すがる)」として使われることが多いでしょう。
ただの「頼る」よりも、切実で感情のこもった表現です。
そのため、小説やエッセイ、恋愛表現、気持ちを丁寧に表したい文章で使うと、雰囲気が出やすくなります。
一方で、日常会話やビジネスでは少し重く感じられることもあります。
その場合は、「頼る」「支えにする」「相談する」「助力を求める」などに言い換えると自然です。
また、「縋」は常用漢字表には含まれていない、読みづらい漢字でもあります。
ブログや手紙などで使うときは、最初に 「縋る(すがる)」 と書くと、読み手にとって親切な文章になります。
意味とニュアンスを知っておくと、「縋る」という言葉を自分の文章でも上手に使えるようになります。
少しむずかしく見える漢字ですが、イメージをつかめば、決して遠い言葉ではありません。

