運動会や体育祭でソーラン節を踊るとき、「掛け声は何と言えばいいの?」「どのタイミングで声を出せばいいの?」と迷うことはありませんか。
「どっこいしょ!」「ソーラン!」という言葉は聞いたことがあっても、実際に音楽に合わせて声を出すのは、思っているより難しいものです。
特に、クラス全員で踊る場合は、掛け声がばらばらになったり、声を出すことに集中して振り付けを忘れてしまったりすることもありますよね。
また、せっかくの運動会や体育祭なら、元気いっぱいの掛け声だけでなく、思わず見入ってしまうような、かっこいい演技にしたいと考える方も多いでしょう。
ソーラン節には、昔から歌われてきた伝統的な掛け声と、学校の演技に合わせて考えられるオリジナルの掛け声があります。
この記事では、定番の掛け声一覧をはじめ、それぞれの特徴、声を出すタイミング、かっこいい掛け声の例、みんなで声をそろえる練習方法まで、初心者の方にもわかりやすく紹介します。
小学生や中学生はもちろん、演技を見守る保護者の方や、練習をサポートする先生にも役立つ内容をまとめました。
ソーラン節の掛け声一覧!定番の言葉と意味を紹介

ソーラン節でまず覚えておきたい掛け声は、「ソーラン!」「どっこいしょ!」「ハイハイ」などです。
かっこいい演技にするために、たくさんの言葉を覚える必要はありません。大切なのは、曲に合った掛け声を選び、みんなでタイミングをそろえることです。
ソーラン節は、北海道のニシン漁に関係する民謡です。
もともとは、漁師たちが仕事をするときに歌っていた「沖揚げ音頭」として知られています。
そのため、歌の中には作業のリズムを整えたり、周りの人と呼吸を合わせたりするための言葉が登場します。
こうした言葉を「囃子詞(はやしことば)」と呼びます。
まずは、代表的な言葉を一覧で確認してみましょう。
| 掛け声・囃子詞 | 特徴 | 覚えておきたいポイント |
|---|---|---|
| ソーラン | ソーラン節を代表する囃子詞 | 歌の中で繰り返される |
| ヤーレン | 歌い出しに登場する言葉 | 歌の始まりを印象付ける |
| ハイハイ | 歌に応えるように入る囃子詞 | 掛け合いの役割がある |
| チョイ | 短く歯切れのよい言葉 | 歌の区切りに登場する |
| ヤサエー | 作業の合図に関係する囃子詞 | 後に続く言葉と一緒に歌われる |
| エンヤーサーノ | 作業中の掛け声に関係する | 「ドッコイショ」へ続く |
| ドッコイショ | 力強く響く掛け声 | 歌や演技の中で使われる |
これらは、伝統的なソーラン節の歌詞や民謡資料に見られる言葉です。
ただし、歌い方や表記には違いがあり、すべての音源に同じ形で登場するわけではありません。
学校で踊る場合は、まず使用する曲を確認しましょう。
「ソーラン!ソーラン!」は代表的な囃子詞
ソーラン節と聞いて、多くの方が思い浮かべるのが「ソーラン!」という言葉ではないでしょうか。
この言葉は、歌の中で繰り返される代表的な囃子詞です。
音楽教科書の指導資料では、「ソーラン」は「ソラソラ」という催促の言葉が変化したものと説明されています。
ただし、囃子詞には歌い方や伝承による違いもあるため、すべての言葉に一つの意味を当てはめる必要はありません。
学校の演技では、「ソーラン!」という声に合わせて腕を大きく動かしたり、姿勢を変えたりすることがあります。
声と動きがそろうと、集団演技らしい一体感が生まれます。
「どっこいしょ!」は力強い動きに合わせやすい
「どっこいしょ!」も、ソーラン節でよく知られている掛け声です。
伝統的な歌の中にも「ドッコイショ」という言葉が登場します。
学校の演技では、腰を低く落とし、網を引き寄せるように腕を動かす場面で使われることがあります。
例えば、全員で腕を引く瞬間に「どっこいしょ!」と声をそろえると、力強い雰囲気が伝わりやすくなります。
ただし、「どっこいしょ」という言葉自体が「網を引く」という意味だと決まっているわけではありません。
伝統的な掛け声としての言葉と、学校の演技での使い方は分けて考えることが大切です。
「ハイハイ」は歌に応える掛け声
「ハイハイ」は、歌い手の声に応えるように入る囃子詞です。
伝統的なソーラン節では、歌う人と周りの人が掛け合うような形が見られます。
例えば、歌い手が「ヤーレン」「ソーラン」と歌い、その流れに応えるように「ハイハイ」が入ります。
このような掛け合いは、歌に活気を与える大切な要素です。
学校の演技でも、全員が同じタイミングで声を出す練習をするときの参考になります。
「ヤーレン」は歌い出しに登場する言葉
「ヤーレン」は、伝統的なソーラン節の歌い出しに登場する言葉です。
歌の始まりを印象付ける囃子詞として知られています。
「ヤーレン」も、無理に現代の日本語へ置き換えて意味を決める必要はありません。
昔から歌い継がれてきた民謡の一部として、その響きやリズムを楽しむとよいでしょう。
「チョイ」「ヤサエー」「エンヤーサーノ」は続けて歌われる
伝統的なソーラン節では、「チョイ」に続いて「ヤサエー」「エンヤーサーノ」「ドッコイショ」といった言葉が歌われる部分があります。
これらを、それぞれ独立した掛け声として覚えなければならないわけではありません。
音楽教科書の資料では、「チョイ ヤサエー」は網を引き揚げるきっかけの掛け声、「エンヤーサーノ ドッコイショ」は引き揚げているときの掛け声と説明されています。
つまり、こうした囃子詞には、漁の仕事と結び付いた背景があるのです。
なお、実際の民謡には歌い方や表記の違いがあります。
学校で練習するときは、使用する音源に合わせて覚えると安心です。
学校の演技で使いやすい掛け声
学校の運動会や体育祭では、伝統的な囃子詞とは別に、演技を盛り上げるための短い掛け声を取り入れることもあります。
例えば、次のような言葉です。
| オリジナルの掛け声例 | 使いやすい場面 |
|---|---|
| ヤー! | 演技の始まりや最後 |
| ハッ! | 素早い動きの切り替え |
| いくぞー! | 演技の開始前 |
| ソーレ! | 大きな動きを合わせるとき |
| 全力! | 盛り上がる場面 |
| よっしゃー! | 元気な演出をしたいとき |
これらは学校行事向けの演出例であり、伝統的なソーラン節の歌詞として紹介しているものではありません。
掛け声を追加する場合は、先生と相談し、音楽や振り付けに合うかを確認しましょう。
ソーラン節の掛け声を入れるタイミングはいつ?

ソーラン節の掛け声をかっこよく聞かせるには、声を出すタイミングが大切です。
元気な声でも、一人ひとりが違う場所で言ってしまうと、演技がまとまりにくくなります。
ただし、ソーラン節にはさまざまな音源や振り付けがあるため、「何秒目にこの掛け声を入れる」といった共通の決まりはありません。
ここでは、学校の演技で参考にしやすいタイミングを紹介します。
演技の始まりは短い掛け声で印象を付ける
演技の最初は、観客の注目が集まりやすい場面です。
例えば、全員が低い姿勢で構え、音楽の始まりに合わせて「ヤー!」と声を出す演出が考えられます。
一瞬静かになってから声をそろえると、掛け声が印象的に聞こえることもあります。
ただし、曲の冒頭に歌や掛け声が入っている場合は、無理に声を重ねる必要はありません。
最初の動きと音楽を確認し、自然に声を入れられる場所を選びましょう。
前半は「どっこいしょ」と動きを合わせる
網を引くような動きがある場合は、「どっこいしょ!」を合わせる演出が向いています。
腕を引く瞬間と声を出す瞬間がそろうと、動きの力強さが伝わりやすくなります。
練習では、先に腕の動きを覚えてから声を加えると、無理なく合わせやすくなります。
中盤は「ソーラン」で一体感を出す
演技の中盤では、全員で大きく腕を広げたり、体の向きを変えたりする場面があるかもしれません。
そのような見せ場に「ソーラン!」という声を合わせる方法があります。
ただし、実際の曲にある「ソーラン」の位置を優先してください。
オリジナルの掛け声を追加するために、曲本来の流れを崩さないようにしましょう。
後半は声の強弱で盛り上げる
演技の後半は、観客に迫力を伝えたい場面です。
そんなときは、声を出す場所を増やすより、掛け声の強弱を意識してみましょう。
例えば、静かに動きを見せた後、全員で力強く声をそろえる方法があります。
声の大きさだけでなく、タイミングや動きの切り替えをそろえることがポイントです。
最後は掛け声と決めポーズをそろえる
演技の最後は、全員の声と動きをそろえて締めくくりたいですね。
「ヤー!」「ハッ!」など、短い掛け声なら決めポーズにも合わせやすいでしょう。
例えば、最後の音に合わせて腕を伸ばし、声を出してから姿勢を保ちます。
掛け声の後にすぐ動いてしまうより、少しポーズを見せる方が、演技の終わりが伝わりやすくなります。
掛け声を入れない方がよい場面もある
掛け声は、多ければ多いほどよいというものではありません。
複雑な隊形移動をしているときや、次の振り付けに集中したいときは、声を追加しない方がよい場合もあります。
また、曲の歌声と重なりすぎると、音楽が聞こえにくくなることもあります。
掛け声を入れる場面と、動きを見せる場面を分けると、演技にメリハリが生まれます。
掛け声のタイミング早見表
| 演技の場面 | 掛け声の例 | 合わせ方のポイント |
|---|---|---|
| 始まり | ヤー! | 最初の姿勢と合わせる |
| 前半 | どっこいしょ! | 腕を引く動きと合わせる |
| 中盤 | ソーラン! | 音源の歌やリズムに合わせる |
| 後半 | ハッ! | 動きの切り替えに合わせる |
| 最後 | ヤー! | 決めポーズと同時に出す |
※この表は学校の演技向けに考えた演出例です。伝統的なソーラン節や南中ソーランの正式な掛け声の順番を示すものではありません。
ソーラン節の掛け声を8カウントで合わせる方法

「みんなで声をそろえよう」と言われても、何を目安にすればよいのかわからないことがありますよね。
そんなときは、音楽の拍を数えながら練習する方法が役立ちます。
ダンスの練習では、「1・2・3・4・5・6・7・8」と数える8カウントがよく使われます。
ただし、ソーラン節の掛け声がすべて8カウントに当てはまるわけではありません。
ここでは、声と動きを合わせるための練習例として紹介します。
8カウントの基本的な数え方
まずは、音楽を流さずに手拍子をしてみましょう。
一定の速さで「1・2・3・4・5・6・7・8」と数えます。
慣れてきたら、決めた数字のところで短い掛け声を出してみてください。
例えば、4のところで「ハッ!」、8のところで「ヤー!」と言う練習です。
最初から難しい振り付けを加える必要はありません。
みんなが同じ速さで数えられるようになることを目指しましょう。
「どっこいしょ」を動きと合わせる練習例
「どっこいしょ!」は、腕を引く動きと合わせる練習が考えられます。
| カウント | 練習する動き |
|---|---|
| 1〜2 | 腰を落として構える |
| 3〜4 | 腕を引きながら「どっこいしょ!」 |
| 5〜6 | 次の動きに備える |
| 7〜8 | 反対側へ動きながら「どっこいしょ!」 |
※これは独自の練習例です。南中ソーランの正式な振り付けや、特定の音源の掛け声の位置を示したものではありません。
声と動きが合うようになったら、実際の曲に合わせて練習してみましょう。
「ソーラン」を声と動きでそろえる練習例
「ソーラン!」も、動きと声を合わせる練習に使えます。
例えば、腕を大きく広げる動きに合わせて、決めた場所で声を出します。
最初は先生やリーダーのカウントを聞きながら練習すると安心です。
慣れてきたら、カウントを小さくして、音楽を聞きながら動けるようにしていきましょう。
掛け声は何拍目に入れるといい?
掛け声を入れる拍は、使用する音源によって異なります。
そのため、「ソーランは必ず4拍目」「どっこいしょは必ず8拍目」といった共通の決まりはありません。
学校で使用する音源を聞き、先生が指定したタイミングに合わせましょう。
声がずれる場合は、掛け声の直前にある音や動きを目印にすると、合わせやすくなることがあります。
ソーラン節のかっこいい掛け声!オリジナル例15選

定番の掛け声に慣れてきたら、クラスらしい言葉を考えてみるのも楽しいですね。
ここでは、運動会や体育祭で使いやすいオリジナルの掛け声を15個紹介します。
いずれも演技のための創作例であり、伝統的なソーラン節の歌詞ではありません。
力強くかっこいい掛け声5選
| 掛け声 | おすすめの場面 |
|---|---|
| いくぞー! | 演技の開始前 |
| ハッ! | 素早い動きの切り替え |
| 気合いだ! | 見せ場の直前 |
| 全力! | 後半の盛り上がり |
| ヤー! | 最後の決めポーズ |
迫力を出したいときは、短く言い切れる掛け声がおすすめです。
特に「ハッ!」や「ヤー!」は、動きと合わせやすい言葉です。
ただし、声を出すために無理に叫ぶ必要はありません。
元気で明るい掛け声5選
| 掛け声 | おすすめの場面 |
|---|---|
| よっしゃー! | 元気に盛り上げたいとき |
| いくよー! | 演技の始まり |
| せーの! | 動きを合わせる前 |
| いいぞー! | 掛け合いの場面 |
| さあ、いこう! | 開始前の呼び掛け |
明るい雰囲気を大切にしたい場合は、前向きで覚えやすい言葉が向いています。
小学生にも親しみやすい掛け声が多いので、初めてオリジナルの言葉を考えるときにも取り入れやすいでしょう。
クラスの団結を表す掛け声5選
| 掛け声 | おすすめの場面 |
|---|---|
| 心をひとつに! | 演技の開始前 |
| みんなでいくぞ! | 最初の見せ場 |
| 最後まで! | 演技の後半 |
| 力を合わせて! | 掛け合いの場面 |
| 全員全力! | 最後の盛り上がり |
クラスの目標や気持ちを表現したいときは、団結を感じられる言葉もおすすめです。
ただし、長い掛け声は音楽の途中に入れにくいことがあります。
演技が始まる前の呼び掛けなど、余裕のある場面で使うと自然です。
リーダーと全員で掛け合う演出例
クラスの一体感を出したいときは、リーダーと全員で掛け合う方法もあります。
例えば、次のような組み合わせです。
| リーダー | 全員 |
|---|---|
| 準備はいいか! | オー! |
| いくぞ! | ヤー! |
| 最後まで! | 全力! |
| 心をひとつに! | オー! |
掛け合いをするときは、リーダーの言葉が終わってから全員が声を出すようにします。
短い言葉を選ぶと、練習もしやすくなりますよ。
ソーラン節の掛け声を学年別に紹介!小学生・中学生向け
掛け声を考えるときは、踊る子どもたちの年齢や経験に合わせることも大切です。
難しい言葉を使うより、みんなが覚えやすく、自然に声を出せるものを選びたいですね。
小学校低学年は短く覚えやすい掛け声
低学年では、「ヤー!」「ハイ!」「ソーレ!」など、短い言葉が使いやすいでしょう。
振り付けを覚えながら長い掛け声を言うのは、難しく感じる場合があります。
まずは一つか二つの掛け声から練習し、慣れてきたら少しずつ増やす方法がおすすめです。
小学校高学年は迫力と一体感を意識する
高学年では、声の大きさだけでなく、全員でそろえることを意識するとよいでしょう。
例えば、「どっこいしょ!」の場面では力強く、「ソーラン!」の場面ではリズムよく声を出すなど、言い方に変化を付ける方法があります。
最後の決めポーズもそろえると、演技全体が引き締まって見えます。
中学生はメリハリのある掛け声がおすすめ
中学生の演技では、声を出す場面と静かに動きを見せる場面を組み合わせる方法があります。
例えば、演技の始まりは静かに構え、見せ場で一斉に掛け声を出す演出です。
最初から最後まで声を出し続けるより、掛け声を使う場面を絞った方が、印象的になることもあります。
男子も女子も使いやすい掛け声の選び方
掛け声を男子用と女子用に分ける必要はありません。
「どっこいしょ!」「ソーラン!」「ヤー!」などは、性別に関係なく使いやすい言葉です。
大切なのは、全員が無理なく言えること。
声の高さや大きさには個人差があるため、一人ひとりが安心して参加できる方法を考えましょう。
南中ソーランと伝統的なソーラン節の掛け声の違い
ソーラン節について調べていると、「南中ソーラン」という名前を見かけることがあります。
どちらもソーラン節に関係していますが、音楽や踊り方には違いがあります。
掛け声を考える前に、それぞれの特徴を知っておくと安心です。
伝統的なソーラン節はニシン漁の仕事歌
伝統的なソーラン節は、北海道のニシン漁に関係する民謡です。
「沖揚げ音頭」とも呼ばれ、ニシンでいっぱいになった網から魚をくみ上げる作業の際に歌われていました。
歌の中には、「ヤーレン」「ソーラン」「ハイハイ」「ドッコイショ」などの囃子詞が登場します。
これらは、歌のリズムを作ったり、仕事の動きを合わせたりすることと関係しています。
ただし、民謡は地域や歌い手によって歌い方が異なるため、掛け声の形にも違いがあります。
南中ソーランは稚内南中学校から広まった踊り
南中ソーランは、北海道稚内市の稚内南中学校から広まった踊りです。
稚内市の公式資料によると、同校では1986年に、文化活動の一環としてソーラン節の取り組みが始まりました。
その後、先生と生徒が工夫を重ね、民謡歌手の伊藤多喜雄さんによるロック調のソーラン節を取り入れるようになります。
1992年には、伊藤多喜雄さんや舞踊家の春日壽升さんとの交流を経て、現在につながる南中ソーランの形が完成しました。
力強い音楽と、腰を低く落としたダイナミックな動きが特徴です。
1993年には日本民謡民舞全国大会で大賞を受賞し、その後、全国へ広まっていきました。
現在では、運動会や体育祭などでも親しまれています。
漁の動きと掛け声にはどんな関係がある?
学校のソーラン節では、網を引いたり、波を表現したりするような動きが見られます。
こうした動きは、ニシン漁の仕事をイメージした演出として取り入れられています。
「どっこいしょ!」という声に合わせて腕を引くと、力強い動きを表現しやすくなります。
ただし、学校の振り付けが実際の漁の作業をそのまま再現しているわけではありません。
伝統的な民謡と、学校行事で踊られる現代の演技を区別して理解しましょう。
学校で使う音源に合わせて確認するポイント
学校によって、使用する音源や振り付けが異なることがあります。
そのため、掛け声を練習するときは、次の点を確認しましょう。
- 曲に最初から入っている掛け声
- 全員で声を出す場所
- リーダーだけが声を出す場所
- 声と動きを合わせる場面
- 最後の決めポーズのタイミング
曲を確認せずに掛け声を追加すると、歌声や振り付けと重なってしまうことがあります。
まずは学校で使う音源を基準にすることが大切です。
ソーラン節のオリジナル掛け声を作る3つのコツ
クラスだけの掛け声を作ると、演技への思い入れも深まります。
ただし、言葉が長すぎたり、音楽に合わなかったりすると、みんなでそろえるのが難しくなることもあります。
ここでは、初心者でも考えやすい3つのコツを紹介します。
短く覚えやすい言葉を選ぶ
オリジナルの掛け声は、短くて言いやすい言葉から考えるのがおすすめです。
例えば、「全力!」「いくぞ!」「ヤー!」などです。
長い言葉を使いたい場合は、演技の途中ではなく、開始前の掛け合いに取り入れる方法もあります。
クラスの目標や気持ちを取り入れる
クラスで大切にしている言葉を掛け声にする方法もあります。
例えば、「団結」「挑戦」「全力」などです。
ただし、目標をそのまま長い文章にすると、音楽に合わせにくい場合があります。
短い言葉にまとめたり、リーダーと全員で分けて言ったりすると、使いやすくなります。
音楽と振り付けに合うか確認する
掛け声が決まったら、実際に声を出して試してみましょう。
言葉が長すぎないか、次の動きに間に合うか、全員が言いやすいかを確認します。
また、学校で使用する音源に掛け声を追加してよいか、先生に相談することも忘れないようにしましょう。
ソーラン節の掛け声がそろわない原因と練習方法

練習しているのに掛け声がそろわないと、少し焦ってしまうこともありますよね。
でも、最初から全員の声がぴったり合うとは限りません。
原因を一つずつ確認しながら練習すると、少しずつ合わせやすくなります。
掛け声が早くなる・遅れる原因
掛け声がずれる原因として考えられるのは、音楽の速さをつかめていないことや、声を出す場所がはっきり決まっていないことです。
また、周りの声を聞いてから発声すると、少し遅れてしまう場合もあります。
そんなときは、先生やリーダーのカウントを目安に練習してみましょう。
全員で同じ合図を確認することが大切です。
音楽なしでリズムを合わせる練習
最初から音楽に合わせるのが難しい場合は、手拍子だけで練習する方法があります。
一定の速さで手をたたき、決めた場所で「ヤー!」と声を出します。
慣れてきたら、「どっこいしょ!」や「ソーラン!」も練習してみましょう。
音楽を流さないことで、声を出すタイミングに集中しやすくなります。
声と振り付けを同時にそろえる方法
掛け声がそろうようになったら、次は動きを加えます。
例えば、腕を引く瞬間に「どっこいしょ!」と声を出す練習です。
最初はゆっくり動き、慣れてきたら実際の曲に合わせてみましょう。
声と動きのどちらかだけを意識するのではなく、両方を一つの流れとして覚えることがポイントです。
声が小さい・出しにくいときの工夫
声の大きさには個人差があります。
大きな声が苦手な子もいれば、人前で発声することに緊張する子もいるでしょう。
無理に叫ばせるのではなく、まずは自分が出しやすい声で、はっきり言うことを目指しましょう。
掛け声を出すことが難しい場合は、先生と相談し、動きや手拍子で参加する方法も考えられます。
掛け声がそろわないときの対処法一覧
| 困っていること | 考えられる原因 | 練習方法 |
|---|---|---|
| 声が早くなる | 音楽より先に発声している | カウントを聞いてから声を出す |
| 声が遅れる | 周りの声を待っている | 共通の合図を決める |
| 声がばらばら | 発声する場所が違う | 全員でタイミングを確認する |
| 動きと合わない | 振り付けに集中している | ゆっくりした動きから練習する |
| 声が小さい | 緊張や発声の苦手さがある | 無理のない声量から始める |
一度にすべてを直そうとせず、一つずつ練習すると取り組みやすくなります。
動画で演技を確認するときの注意点
学校の許可がある場合は、練習を撮影して確認する方法もあります。
動画を見ると、声と動きのタイミングが合っているかを客観的に確認できます。
ただし、子どもたちの映像を扱う際は、学校のルールやプライバシーへの配慮が必要です。
許可なくSNSに投稿したり、外部に共有したりしないようにしましょう。
ソーラン節の掛け声で演技を盛り上げるコツと注意点

掛け声がそろうようになったら、演技全体の見せ方も少し工夫してみましょう。
声の大きさだけに頼らず、動きや衣装と組み合わせることで、より印象的な演技になります。
静かな場面と力強い掛け声でメリハリを付ける
最初から最後まで声を出し続けるより、静かな場面を作った方が、掛け声が引き立つことがあります。
例えば、全員が静かに構えてから一斉に「ヤー!」と声を出す方法です。
静けさと勢いの差が生まれることで、演技にメリハリが付きます。
最後の掛け声と決めポーズをそろえる
最後の掛け声は、観客の印象に残りやすい場面です。
全員で同じ方向を向き、声とポーズをそろえると、演技の締めくくりがはっきり伝わります。
ただし、無理な姿勢を取る必要はありません。
子どもたちが安全に保てるポーズを選びましょう。
はっぴや帯の色と演技の雰囲気を合わせる
ソーラン節では、衣装も演技の印象を左右する要素です。
例えば、黒いはっぴは引き締まった雰囲気に、赤いはっぴは元気で華やかな雰囲気に見えることがあります。
衣装の色に合わせて掛け声を変える必要はありませんが、演技全体のイメージをそろえると、まとまりが生まれます。
はっぴの色や帯の組み合わせについては、関連記事「ソーラン節の衣装をかっこよく!はっぴの色と組み合わせ術」も参考にしてみてください。
掛け声を増やしすぎないことが大切
かっこいい言葉をたくさん入れたくなるかもしれませんが、掛け声が多すぎると踊りに集中しにくくなる場合があります。
まずは定番の掛け声をしっかりそろえることから始めましょう。
そのうえで、必要な場面だけオリジナルの掛け声を加えると、自然な演技に仕上がります。
無理な大声を避けて安全に踊る
ソーラン節は、腰を落としたり、腕を大きく動かしたりするため、体力を使う演技です。
掛け声を出すために息を止めたり、無理に叫び続けたりしないようにしましょう。
特に暑い日の運動会では、水分補給や休憩も大切です。
体調が悪いときは無理をせず、先生に伝えるようにしてくださいね。
ソーラン節の掛け声に関するよくある質問
最後に、ソーラン節の掛け声について、よくある疑問をまとめました。
ソーラン節の掛け声は全部で何種類ある?
すべてのソーラン節に共通する、決まった種類数があるわけではありません。
伝統的な民謡に登場する囃子詞のほか、学校の演技用に追加する掛け声もあります。
まずは、学校で使用する曲に登場する言葉を確認しましょう。
「どっこいしょ」は何回言えばいい?
回数は、曲や振り付けによって異なります。
「どっこいしょ!」を繰り返す場面はありますが、すべての演技で同じ回数とは限りません。
練習用の音源を聞いて、何回言うのか確認することが大切です。
「ソーラン」と「どっこいしょ」はどちらが先?
伝統的なソーラン節では、「ソーラン」が歌の前半に登場し、後の囃子詞に「ドッコイショ」が続く歌い方が見られます。
ただし、学校で踊る曲にはさまざまなアレンジがあるため、演技中の順番が必ず同じとは限りません。
学校で使う音源と振り付けを確認して覚えましょう。
演技の最初と最後は何と言えばいい?
「ヤー!」や「ハッ!」など、短い掛け声が使いやすいでしょう。
ただし、必ずこれらを使わなければいけないわけではありません。
曲の雰囲気や学校の演出に合わせて決めてください。
掛け声を間違えたらどうすればいい?
演技中に掛け声を間違えても、慌てずに次の動きへ戻ることを意識しましょう。
一度の失敗を気にしすぎると、その後の振り付けにも影響することがあります。
練習のときから、間違えても落ち着いて続けることを大切にしたいですね。
掛け声を追加しても大丈夫?
学校の方針や演技の構成によって異なります。
オリジナルの掛け声を取り入れたい場合は、先生に相談してから決めましょう。
音楽や振り付けに合うか、全員が無理なく言えるかも確認してください。
南中ソーランでも同じ掛け声を使うの?
伝統的なソーラン節と南中ソーランには共通する言葉がありますが、使用する音源や編曲によって掛け声の位置が異なります。
学校で踊る南中ソーランの場合は、実際の音源と先生の指導に合わせることが大切です。
まとめ・ソーラン節の掛け声はタイミングをそろえることが大切
ソーラン節には、「ソーラン」「ヤーレン」「ハイハイ」「ドッコイショ」など、伝統的な囃子詞があります。
これらは、北海道のニシン漁に関係する仕事歌の中で使われてきた言葉です。
また、学校の演技では、「ヤー!」「ハッ!」「全力!」などのオリジナルの掛け声を取り入れる方法もあります。
ただし、かっこいい演技にするために、掛け声をたくさん増やす必要はありません。
大切なのは、使用する曲に合わせて声を出す場所を決め、全員でタイミングをそろえることです。
最初はうまく合わなくても、手拍子やカウントを使いながら少しずつ練習すれば大丈夫です。
声を出すことが苦手な子にも配慮しながら、みんなが安心して参加できる演技を目指しましょう。
クラスの気持ちが一つになったソーラン節は、踊る子どもたちにとっても、見守る人たちにとっても、きっと心に残るものになるはずです。
